レイキエネルギーを感じられない理由と対処法
レイキ発祥の地、京都の奥座敷・鞍馬山でレイキヒーラー養成講座を開催している、ねうです。
レイキ伝授(アチューメント)を受けて自分でレイキを使えるようになったものの、「レイキがちゃんと流れているのか感じられない」と不安になってしまう方は多いようです。
「伝授のときには感じられたのに、家に帰ってセルフヒーリングをしてみても、体感を感じられない。ちゃんとレイキは流れているんでしょうか?」という質問をいただくことがあります。
この記事では、このようなお悩みや不安を持っていらっしゃる方のために、伝授後にレイキを感じられなくなる理由や、その対処法についてお伝えしていきます。
【目次】
伝授のときには体感があったのに…
レイキにも、やっぱり修行は必要
靈氣の流れる量は、あなたの精神性にも比例する
靈氣との響き合いを高める方法
ステップ1:五戒を潜在意識に浸透させる
ステップ2:セルフヒーリングの実践
ステップ3:靈氣量を増やすための呼吸法
最後に
伝授のときは体感があったのに…
レイキ伝授(アチューメント)のときには体感があったのに、いざ家に帰って自分でレイキを流してみると、体感が得られない。ちゃんと流れているのか不安。という方は意外と他のスクールでも多くいらっしゃるようです。
伝授のときに体感を感じやすいのには理由があります。まず第一に、「靈氣エネルギーを流しているのが、長年修行と実践を続けてきたレイキマスターである」ということが大きな理由です。
次に挙げられる理由として、「レイキ伝授は、そもそもレイキヒーリングに比べて、流れる靈氣量が段違いである」ということもあります。
それぞれ解説していきます。
レイキ伝授(アチューメント)を受けると、自分のなかに靈氣が流れる通り道がつくられます。この通り道がつくられることで、レイキ伝授(アチューメント)を受けたその日から、レイキヒーリングを実践することができるようになるのです。
しかし、自分のなかを通る “靈氣量” というのは、特にレベル1の段階では、まだ少ないです。この流せる “靈氣量” というのは、今までのレイキヒーリングの修行や実践によって、すこしずつ増えていきます。
レイキ伝授を実践できるのは、レイキのレベル3までを取得し、定められた期間レイキヒーリングを定められた人数以上の方に提供した、レイキマスター(レイキティーチャー)と呼ばれる人です。そのため、レイキの実践期間などのちがいから、レイキ伝授のときにレイキマスターが流している “靈氣量” と、レイキ伝授を受けたばかりの方がご自身でセルフヒーリングをするときに流せる “靈氣量” がそもそもちがう、という前提があります。
さらに、先ほども述べたように、「レイキヒーリング」をおこなうときに流れている靈氣量と、「レイキ伝授」のときに流れている靈氣量は異なっているというのも、レイキ伝授のときに体感を感じやすい理由です。
このような理由から、レイキ伝授のときには体感があっても、自分でレイキヒーリングをするときには体感を感じにくくなるのは当たり前であることが、おわかりいただけるかと思います。
レイキにも、やっぱり修行は必要
「そうは言っても、レイキ伝授の日にみんなでセルフヒーリングを練習したときには、ちゃんとレイキが流れているのを実感できました!でも、数日経つと、わからなくなってしまったんです!」
そんな風に思われる方もいるかもしれません。
一般的なレイキ伝授のHPなどでは、「レイキは一度伝授を受けると、その後の修行は不要で、一生使い続けられる」と表記されているところが多いため、このような誤解が生じてしまうのだと感じています。
レイキ伝授を受けたあと、一切の修行や実践をおこなわなければ、当然ですが、靈氣エネルギーの流れる量や強さは減っていきます。
これは、すべてのレイキヒーラーさん、そしてレイキヒーラーになりたいと望んでいる方がしっかりと理解しておくべき、大切なことです。
わたしが生徒さんに説明させていただくとき、よく「レイキ伝授は、水道管の開設工事」という例えを出します。
一度開設された水道管は、その後一度も水を流すことがなくとも、消えてなくなってしまうことありませんよね?
けれども、たまにしか水を流していなければ、水道管のなかにはサビや汚れが溜まります。久しぶりに蛇口をひねってみたら、赤茶色の水が出てきたという体験をした方もいるのではないでしょうか?
また、使われない時期が何年にも及ぶと、水道管のなかの水が干上がってしまったら、水道管自体も劣化してしまうなどの問題も起こってきます。
レイキも、この水道管とまったく同じです。
日々、レイキヒーリングや、靈氣量を増やすための呼吸法などの実践、さらに五戒にそった生活で精神性を高める努力をしていなければ、あなたの中のレイキの通り道は、だんだんと劣化してしまいます。それはつまり、レイキを定期的に使わないと、流れる靈氣量が少なくなってしまう、ということです。靈氣量が少なければ、それだけ体感を感じづらくなります。
これが、レイキ伝授から数日経つとレイキが流れているのかを体感で感じられなくなってしまう理由のひつとです。
レイキの流れる量は、あなたの精神性にも比例する
レイキの実践や練習だけが、靈氣量を増やしてくれるわけではありません。
あなたは、毎日の生活の営みを、五戒の教えを念頭に入れながらおこなうことができていますか?
怒らない努力。
心配しないで、宇宙を信頼する努力。
できていますか?
自分の業に励むことはできていますか?
すべての物事に「おかげさま」という感謝の心をもって探すことができていますか?
自分を含めた身の回りの人たちに対して、優しく思いやりのある言動で接していますか?
レイキの五戒の教えは、臼井靈氣療法において一番大切な実践でした。この5つの教えをしっかり守ろうと意図すること。それこそが、あなたの人としての精神性を高めるための行動であり、あなたの精神性の高さと靈氣量は比例していくものなのです。
もっと分かりやすく言い換えると、どれだけレイキ伝授してもらって、その瞬間はいいエネルギーに満たされたとしても、家に帰ってから文句や愚痴ばかり。人にイライラして不平不満ばかり。未来や過去を嘆き、心配や不安で、嫌なことばかりを考えてしまう。感謝の気持ちなんてもてないし、人に親切にする余裕もない。
こんな状態では、あっという間に、 “今までのあなた” の状態に戻ってしまいます。
そして、このような状態では、靈氣と響きあうことは難しくなってしまうのも当然です。
わたしたち人間は、 “習慣の生き物” です。
今までの人生のなかで、何十年とかけて積み上げてきた、無意識に染み込んでいる習慣を変えていくためには、やはり日々のコツコツとした努力と実践が必要です。
※このため、臼井靈氣療法学会では、レイキ伝授を受けたあとも、定期的に簡易的なレイキ伝授を受けなおし、自身のなかに流れるレイキの通り道をきれいにたもつための「靈授」がおこなわれていました。
※「靈授」を受けたい方は、公式LINEよりお問い合わせください。
「一回のセッションで、全部変えてもらおう」というのは他責の考え方。自分の人生にたいして受け身であるということです。その姿勢では、いつまでも人生に変容をもたらすことはできません。本当の癒し・変容とは、自分自身が自分の生命に責任をもち、自らの日々の行動をとおして起こしていくものだと、わたしは長年の経験から感じています。
では具体的に、どのようなことを実践をしていけばいいのでしょうか?
靈氣との響きあいを高めるための方法
レイキ伝授をうけたあと、ご自身でできる「靈氣エネルギーとの響き合いを高めるための方法」を具体的に3つ、紹介します。
これらを毎日、コツコツとおこなっていくことで、数週間経つ頃には、ちゃんとレイキヒーリング中に靈氣エネルギーが流れている実感を得られるようになるでしょう。
ステップ1: 五戒を潜在意識に染み込ませる
まずは、五戒を何度も自分の潜在意識に浸透させていくことが重要です。
セルフヒーリングをはじめる前に、右手を額に当てて、こころの中で五戒を唱えながら、レイキのエネルギーにのせて、五戒の教えを潜在意識に浸透させていきましょう。
これを「五戒念達」と呼びます。
このとき、意識の力で五戒を頭に刷り込もうとする必要はありません。リラックスして右手が額に触れているぬくもりを感じながら、ただ五戒をこころの中で2回、ゆっくりと唱えてください。一つひとつの言葉の意味を、しっかりと感じながら唱えていくことがポイントです。あとは、レイキが流れるままにしておきます。
これを朝晩、起きたときと寝る前に必ず行うようにしましょう。最初はなんの実感や変化を感じられずとも、毎日続けることで、自然と五戒の教えが自分のなかに浸透していっていることを感じられるようになります。
ステップ2: セルフヒーリングの実践
五戒念達をしたら、次はセルフヒーリングをおこないます。レベル3までをすでに受講済みの方は、第4シンボル→第3シンボル→第2シンボル→第1シンボルの順に、それぞれの対応部位に手を置きながら、レイキを送っていきます。
レベル2までを受講されている方は、第3シンボルから。レベル1までを受講されている方は、シンボルは使わず、直接セルフヒーリングの基本の12ポジションに手を当てていきます。
このとき、レイキが流れている体感を感じようとすることは一旦脇に置いておいてください。セルフヒーリングをおこなう前に、しっかりと宇宙にレイキを流す意図を伝えたあとは、すべてのコントロールや結果への執着を手放し、ただただ、手を当てるということだけを実践してください。
レイキが流れることを感じられなくとも、自分の手のひらが身体に触れている感覚や、触れられていることで身体が少しずつ緩んでいく感覚などを感じることはできると思います。もしくは、「今日はこの部位が緊張していて、なかなか力が抜けないなぁ」とか。「この場所に手を当てると気持ちがいいなぁ」などでもオッケーです。
このように靈氣エネルギーや見えない世界の感覚を感じることよりも、「自分の身体の声に耳を澄ませる」ことの方が重要です。
レイキヒーリングは、”お手当療法”。つまり、あなたの手のひらと身体との対話です。レイキを感じたい!実感したい!という気持ちは一旦忘れて、まずは自分の手がやさしく身体に触れていくことを感じ、その感覚に興味をもって観察していくところからはじめましょう。
これも、朝晩毎日続けていくと、数週間ほどで、手のひらが熱をもったように熱くなるのを感じられたり、触る部位によってビリビリ・ピリピリする感覚を感じられるようになってきます。
ステップ3:靈氣量を増やすための呼吸法
最後は、「発霊法」です。臼井靈氣療法学会では、門下生の人たちは毎日の五戒念達と発霊法の練習を義務付けられていました。それくらい、このふたつの練習が、レイキ実践者にとって大切なことであったのです。
発霊法は、レベル1では集中して実践することがまだ難しいため、分解して紹介されています。それぞれの呼吸法を、数分からでいいので、時間をとっておこなうようにしてみてください。
このとき、「靈氣量と呼吸量は比例する」という鉄則も頭の片隅に置いておくといいでしょう。丹田に意識を起き、しっかりと腹式呼吸で丹田に呼吸を入れ込み、しっかりと吐き出していくことを繰り返します。
このとき、吸う息よりも吐く息が重要です。「呼吸」という言葉は、先に「吐く」がきています。つまり、呼吸とはそもそも、「息を吐き出す」ことからはじまるのです。
吸う息よりも吐く息をながくして、身体の中が空っぽになるくらいに、深く、長く、息を吐き出してみてください。そうすると、意識せずとも自然に、次の吸い込む呼吸では、丹田に酸素が集まり、深く、たくさんの酸素を吸い込むことができます。
はじめの頃は、この「呼吸」を意識しながら、ただ粛々と発霊法の実践を繰り返していってみてください。
段々と、流れる靈氣量が増えて行くことに気付けるようになります。
最後に
この記事では、「レイキ伝授を受けたけれど、レイキが流れている体感がなく、不安」という方のために、
・なぜレイキが流れている体感がなくなってしまうのか
・流れる靈氣量を増やし、レイキが流れている体感を感じられるようにするためにどうしたらいいのか
について、詳細にご紹介しました。
この記事に書かれている内容を、まずは1ヶ月間、毎日試してみてください。きっと、体感を得られるようになると思います。
また、他スクールからのレイキの学び直しも歓迎しています。
また、レイキ伝授を受けた方の、「靈授」の受付もしております。レイキ伝授を受けた後も、何度でもレイキマスターから「靈授」を受けることで、ご自身のレイキの通り道がクリアになり、レイキヒーリングの実践をさらに深めていくことができます。
すでに当スクールからレイキ伝授を受けた方で、「靈授」ご希望の方は、LINEにてお問い合わせください。